米国では、高濃度ビタミンC点滴療法でガン治療をする場合、サプリメントを中心とする栄養療法も併用して治療効果やQOL(Quality of Life:生活の質)を高めます。特に点滴の間にビタミンC、ビタミンD、α-リポ酸、セレン、亜鉛などをサプリメントとして多く摂取することにより、体の酸化状態を改善し、ビタミンCのリサイクルを促し、高濃度ビタミンC点滴療法の効果を高めるとされています。
がん細胞にダメージを与える高濃度ビタミンC
高濃度ビタミンC点滴によって、がん細胞はダメージを受け、消滅します。それを助けるのがビタミンD
3、セレン、α-リポ酸。
また、点滴治療でまれに起きる低カルシウム血症を抑えるためには、カルシウムとマグネシウムが必要です。
健康な細胞を増やすビタミンやミネラル
ダメージを受け消滅したがん細胞のあとに、健康な細胞が置き換わります。この健康な細胞をスムーズに増やすには、十分な量のビタミンやミネラルをバランスよく摂取しなければなりません。不足や偏りのないよう、コンスタントに補給することが求められます。
ビタミンCとα-リポ酸も不可欠
健康な細胞と細胞を結ぶ組織を作るときに必要なのがビタミンCです。また、酸化したビタミンCやビタミンEを効率よく再利用するα-リポ酸も必要です。
α- リポ酸は食品にはごく微量しか含まれないため、サプリメントによる摂取が理想的です。