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更年期障害

こんな病気 更年期とは卵巣の働きが衰え、停止するまでの期間です。この時期に女性ホルモンの分泌が急激に減少し、ホルモンバランスが乱れるため、様々な障害が起こります。この障害を更年期障害といいます。
原因 [ホルモンの分泌異常]
卵巣は女性ホルモン(エストロゲン)を分泌します。閉経が近づくにつれしだいに卵巣機能は衰えはじめ、卵巣から分泌されるエストロゲンが減少し、全身の臓器や代謝に様々な影響が現れます。閉経後数年たった55歳頃には完全にエストロゲンの分泌は停止します。卵巣の働きが低下し、エストロゲンが減少すると、身体は卵巣の機能を元に戻そうとするため、卵巣を刺激するホルモン(卵胞刺激ホルモン)が大量に分泌され、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。しかし、卵巣にはその要求に応える能力が残っていないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加というホルモン分泌のバランスの乱れが起こってしまいます。これにより脳の自律神経中枢に影響を与え、自律神経失調を起こし、さまざまな症状を起こすことにつながるのです。
エストロゲンとは:卵胞ホルモンで、女性ホルモンの一つです。脳から分泌される卵胞刺激ホルモンの刺激を受けて、卵巣から分泌されます。妊娠を助け、体内のバランスを整えるという女性にとって重要な役割を果たしています。例えば
・乳房や性器の成熟を促す
・丸みを帯びた女性らしい体をつくりだす
・子宮に働きかけて受精卵が着床できる状態をつくる
・心を安定させる
・コレステロールの増加を抑制する
・カルシウムの形成、吸収を調節し、骨を健康に保つ
などがあげられます。
[環境や心理的・精神的な変化]
更年期を迎える年齢は、ちょうど人生の転換期となることが多いのです。親の介護、子どもの受験や独立、夫の多忙などに加え、体力や性機能低下の自覚、悪性腫瘍(しゅよう)や生活習慣病などの不安など、さまざまなストレスが加わり症状を悪化させます。
症状 血管運動神経系:ほてり・のぼせ、発汗、冷え、動悸、息切れ、むくみ
精神神経系:頭痛、めまい、不眠、不安感、いらいら、憂鬱、うつ状態、耳鳴り、立ちくらみ
運動器官系:腰痛、肩こり、関節痛、背部痛、筋肉痛、疲れやすい
消化器系:食欲不振、吐き気、便秘、下痢、のどの渇き、口臭、胃もたれ、胸やけ
泌尿器系:頻尿、残尿感、排尿痛、血尿、尿失禁
生殖器系:月経異常、膣乾燥感、性交痛、性欲低下
知覚系:しびれ、知覚鈍麻(感覚がにぶい)、知覚過敏、蟻走感(蟻が体を這っているような感覚)、視力低下
皮膚系:皮膚の乾燥、かゆみ、しわ、くすみ
これらの症状がすべて更年期障害によるものとは言い切れません。何らかの症状が現れた時に、更年期症状だと思って放っておいたら、実は他の病気だった、ということもあります。気になる症状が現れた時には婦人科などの専門医の診察を受けましょう。
診断 高血圧症、貧血、甲状腺機能異常、メニエール症候群、うつ病、糖尿病、子宮筋腫、子宮ガンなど他の病気でないことを、診察や検査で確認したのちに診断されます。診断は、以下のような条件に該当すれば、更年期障害とされています。
・更年期に該当する年齢である
・訴えが心身両面にわたり、多彩かつ複雑である
・性器症状を除いて、症状に対応する病気がない
・自律神経機能検査の結果が不安定である
・ホルモン療法が有効である
早期発見を怠ると… 更年期障害は更年期の症状と気が付かずに重症化する列も少なくありません。体調の変化を早期に確認し、専門家による対応と客観的姿勢を身に付けることが大切です。またこの時期は高脂血症や骨密度の低下も招きやすく、心臓血管疾患や骨粗鬆症予防のため定期的な検診を受けることも必要です。
治療の流れ [ホルモン療法] 
具体的には以下の四つのホルモン療法があります。
・エストロゲンを定期的に服用する
・エストロゲンと黄体ホルモンを定期的に併用して服用する
・エストロゲンを持続して服用する一方、黄体ホルモンを定期的に服用する
・エストロゲンと黄体ホルモンを持続して服用する
その他にエストロゲンと男性ホルモンの併用療法も行われることがあります。
ホルモン療法は有効ですが、薬の量、副作用など専門的な注意と管理が必要です。また、他の病気にかかっている場合も注意が必要です。主治医とよく相談しながら治療を継続することが重要です。
[非ホルモン療法]
薬物療法とカウンセリング(心理療法)があります。薬物療法は特に精神神経系の症状に有効です。 薬物に頼ることなく、カウンセリング(心理療法)を受け、生活に張りや目標を定め、自信を持つだけで、症状が軽快する人もいます。
生活習慣チェック 適度な運動、バランスのとれた規則正しい食事、定期的に検診(住民検診や人間ドックなど)を受けるなど、健康管理にはこれまで以上に気をつけることが大切です。
程度にもよりますが、薬をむやみに使わなくても、心と体をリラックスさせて上手に乗り切ることもできます。おいしいものを食べにいったり、ゆっくり入浴して体をあたためたり、読書をしたり、散歩をしたり、無理をしないで自分なりにゆったりできる工夫をしてみてください。
よく使う薬剤 卵胞ホルモン薬(エストロゲン)、黄体ホルモン薬(プロゲステロン)が主に使われます。その他抗うつ剤や自律神経調節剤が用いられることがあります。また漢方薬が使われることもあり、代表的なものに加味逍遙散(かみしょうようさん)があります。
ご存知ですか? 更年期障害は、女性特有の症状と考えられていましたが、近年男性でも見られるようになったという報告があります。女性ほど顕著な症状は現れませんが主に45歳以上で性欲の減退やうつ症状などが見られます。今後研究が進められ解明が期待されています。
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参考資料/引用元:アレルギー総論

記事作成:<ナチュメディカ商品G> 管理栄養士:長島 美由紀  商品担当:中村 彩

2017年3月

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